ドメインとは

2021年11月11日

IPアドレスは「20.30.40.50」のような人間にとって少しわかりにくい表記です。

この問題を解決するのは「ドメイン名」です。

ドメイン名を使うことで「https://20.30.40.50/」のような数字で接続先を指定するのではなく「https://it-stepup.com」のように分かりやすい英数字で指定できるようになります。

ドメイン名をIPアドレスに変換する

IPアドレスについてはこちらをご覧ください⇨IPアドレスとは

一般にブラウザでホームページにアクセスするときに「https://it-stepup.com」のようなURLを用います

このURLにおいてサーバ名は「it-stepup.com」です。このサーバを特定するこのような文字は「ドメイン名(Domain Name)」と呼ばれます。

ドメイン名はIPアドレスと同じく、通信先を特定するものです。ドメイン名が指定された時にはインターネット上に存在する「DNSサーバー 」に問い合わせを出しIPアドレスに変換してもらいます。

MEMO

ドメイン名は、大文字と小文字を区別しません「it-stepup.com」と「IT-STEPUP.COM」は同じですし大文字小文字を混在して「It-StepUp.Com」などのように記述しても同じです。

階層化されたドメイン名

ドメイン名は階層化されており、それぞれの階層がピリオドで区切られた構造をとります。

一番右を「TLD(Top Lavel Domain)」と言います。例えば「.jp」「.com」「.net」などがあります今回の記事の一番最初のイラストですね。

ドメイン名は、TLDごとに管理されています。ドメイン名を管理する団体のことを「レジストラ」や「ドメイン事業者」と言います。

例えば日本を示す「TLD」である「.jp」は「JPRS(日本レジストリサービス)」が管理しています。

そして「.com」と「.net」は「ベリサイン社」が、「.org」は「Public Interest Registry」という団体が管理しています。

どの団体がどのドメインを管理しているのかは、IANAのWebサイトで確認できます。

http://www.iana.org/domains/root/db

もしドメイン名を使いたいのなら「TLDを管理している団体」もしくは「その団体から委託を受けている団体」に申請します。

使いたいドメインが未使用であり、利用資格があるなら定められた料金を支払うとそのドメインが使えるようになります。

ドメインの階層化

TLDよりも左のピリオドで区切られた部分は右から順に「第2レベルドメイン」「第3レベルドメイン」と階層化されます。

あるドメインを取得している人は好きなだけレベルの階層をつけられます。

例えば「it-stepup.com」というドメインを申請して承認がされたとして。この時このドメイン名の左側に好きな名称をピリオドで区切ってつけた名前を使えます。具体的には「www.katocha.co.jp」などを利用できます。

さらにピリオドを複数繋げて「www.katocha.a.b.c.d.co.jp」などの名前も使えます。

一般的にWebサーバーには「www」から始まる名称を付けますがこれは慣例にすぎず規則ではありません。

例えばWebサーバを「myserver.katocha」のような名前で構成することもできます。

まとめ

いかがでしたでしょうか、普段URLって言われてるのがドメインの名前で実際はIPアドレスなんだぁと漠然に思ったかもしれません。

それでいいんです。少しずつでも知識として入れておけば気がついたらコンピュータの基礎知識がついているはずです。

最初はコンピュータのことを何も知らなくても私のブログを読めばIT関連の基礎知識が自然と身につくように記事を作成しています。

私の知識力はそんなにないのですが、、、、次回は「DNSサーバー」について記事を書く予定です。

ではでは

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