今更聞けない「Wi-Fi」とは
皆さんのご家庭にもあると思いますが、Wi-Fiというのは知ってるけど説明してというと分からないという方のために改めてWi-Fiとはを記述していきます。
Wi-fiとは
基礎的な知識として「Wi-Fi」とはパソコン・スマホ・テレビ・ゲーム機などのネットワーク接続に対応した端末をワイヤレス(無線)でLAN(Local Area Net work)に接続することです。
LANっていうのがわからないという方はこちらの記事で紹介しています→LANとWANとか聞くけど何??
会社のパソコンをすべてWi-Fiでつないでいる企業などはないはずなので、パソコン本体の後ろに電源ケーブルやディスプレイの線、マウス・キーボードの線がついていると思いますがそれ以外に細いケーブルがついている場合は有線です
↓こんなの
逆にこの↑ケーブルがついていないものでGoogleとかで検索できるようであれば無線(Wi-Fi)ということになります。
Wi-Fiの世代
今でこそ「Wi-Fi」は皆さんご認識していると思うのですがWi-Fiが登場したのが1997年になります、意外と最近なんですw
その記念すべき「第一世代」から数えて今現在(2021年)で使用しているのは「第六世代になります」
各世代の一覧は以下の通りです。
世代 | 名称 | 規格名 | 最大通信速度 | 周波数 |
---|---|---|---|---|
第6世代 (2019年) | Wi-Fi6 | IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
第5世代 (2013年) | Wi-Fi5 | IEEE 802.11ac | 6.9Gbps | 5GHz帯 |
第4世代 (2009年) | Wi-Fi4 | IEEE 802.11n | 600Mbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
第3世代 (2003年) | – | IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz帯 |
第2世代 (1999年) | – | IEEE 802.11a IEEE 802.11b | 11Mbps | 5Ghz帯 2.4GHz帯 |
第1世代 (1997年) | – | IEEE 802.11 | 2Mbps | 2.4GHz帯 |
当たり前ですが基本的には世代が上がるにつれて性能はよくなります。
規格名までは覚えなくてもいいと思いますが、周波数は覚えておいて損はないと思うので「周波数」についてこの後紹介していきます。
周波数について
Wi-Fiに使われる規格の中で周波数は「2.4GHz」と「5GHz」しかないため覚えやすいと思います。
まず2.4Ghz帯には「11g」と「11b」の規格があり、5GHz帯には「11ac」と「11a」の2.4GHzと5GHzを合わせるとまず4つの規格があります。
そして両方の周波数で使用できる「11ax」と「11n」があります。
Wi-Fiでは上記で説明した6つの規格があります。
5GHzは電波干渉が少なく、安定した高速通信
5Ghzは対応しているデバイスが少ないため電波が干渉することが少ないため安定しています。ただ最近は対応するデバイスが増えてきましたので干渉する機会が増えてきました。
ただ通信速度がはやいので動画のダウンロードや大きいファイルの転送などに向いています、ただデメリットがありまして障害物に非常に弱いため、壁などで遮られてしまうと全然つながらなくなってしまいます。
なのでWi-Fiルータの近くでつなげる場合は適しています。
2.4GHzは障害物に強く、対応しているデバイスが多い
2.4GHzは対応しているデバイスが多いため、ほとんどのデバイスが接続できます。
そして5GHzとは違い障害物に強いため壁越しでも電波が届きやすいというメリットはあるものの対応デバイスが多いため競合してしまい速度が遅くなること可能性があります。
2.4GHzと5GHzは互換性がない
Wi-Fiというくくりでは「2.4GHz」と「5GHz」も一緒ですがあくまで規格は別のため、互換性がないんです。
それと注意事項として同じ周波数同士は互換性があるものの通信速度は遅いほうのWi-Fiの規格での通信となります。
まとめ
Wi-Fiでのいろいろな基礎知識について記述してきましたが記述したものはほんの一部で実はもっと細かくいろいろな技術が使用されています。
興味がある方は調べてみてください。この記事に書いてあることを理解するだけでおそらく一般的な方よりは知識はあるようになるはずです。
これからインフラ系のIT職への転職をお考えの方でしたらもう少し詳しく覚えておいてもいいかもしれません。
ではでは