今さら聞けないメモリとは

2021年11月22日

「メモリが足りてない」「メモリを増やせば・・」などよく耳にする機会があると思われる「メモリ」ですが実際のところ意味を本当に理解している人はシステム関連で働いている方を除き少ないかと思います。

なのでこの記事では「普段からメモリって言ってるから、今さら人に聞けない!!」って言う方に向けて記事を書こうかと思います。

メモリとは

CPUとタッグを組み処理に必要なデータを記憶できるものです、、、こういうと何がなんだかわからないと思うので「机」をイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。

机が広いとたくさんものがおけますよね、これと同じでパソコンのメモリもギガ数が多いとWebページが沢山開けたり、ソフトが同時に沢山動かせたりと平行で作業がしやすいです。

メモリの分類

もちろんメモリには種類があります、大きく分けてRAM(Random Access Memory)」とROM(Read Only Memory)の2つがあります。

RAMは読み書き可能揮発性

ROMは読み出し専用不揮発性が特徴です。

最初の方で説明した通りメモリはコンピューターが動くために必要な情報を記憶する装置です。

特にメイン(主記憶装置)にメモリがないと、コンピュータ(CPU)は情報を取得することができません。

通常このような用途にはRAM(Random Access Memory)が使われます。

RAMは読み書きが自由に出来るんですが、電源を切るとその覚えていたものを忘れてしまいます、このことを「揮発性」と言います。

一方、洗濯機とか炊飯器など「決まった動作を行う専用向けのコンピューター」の場合はROM(Read Only Memory)を使います。

そして動作としてはそのままでROMは「読み出し専用」です。なので最初(工場出荷時)からメモリに「この動作をしてね」という内容を記憶させておいて使用します。動く処理が一定なのでこれで大丈夫なんです。

そしてROMに記憶させた内容は電源が切れても消えることはないです。この性質を「不揮発性」と言います。

中々聴き慣れないかもしれませんがFE(基本情報)では必ずと言っていいほど出てくる内容ですので、もしこれから受けるつもりの方は押さえておいてください。

RAMの種類

はいここまで大分類のような「ROM」と「RAM」について記述しましたが、実はROMにも種類があります。

「え、」と言わず最後までお付き合いくださいw

そしてRAMというのはその名の通り「ランダムに読み書きできるメモリ」のこと。

RAMはされに、主記憶装置に使われるDRAMキャッシュメモリに使われるSRAMの2種類に分かれます

DRAM(Dynamic RAM)

安価で容量が大きく、主記憶装置に使用されるメモリです。ただ読み書きはSRAMに比べて低速です。記憶内容を保つ為には、定期的に内容を再書き込みするリフレッシュ動作が欠かせません。

要するに記憶を保つために定期的に再書き込みをするのです。

使用する回路リフレッシュ動作速度集積度価格主な用途
コンデンサ必要低速高い安価主記憶装置

もし家にパソコンがある方は外側のカバーを外してみてください、中に基盤があるんですがそこに垂直に定規みたいなものが刺さっていればそれはDRAMです

SRAM(Static RAM)

DRAMに比べて非常に高速ですが価格も高く、したがって小容量のキャッシュメモリとして使用されているメモリです。記憶内容を保持するのに、リフレッシュ動作は必要ありません。

使用する回路リフレッシュ動作速度集積度価格主な用途
フリップフロップ回路不要高速低い高価キャッシュメモリ

勿論キャッシュメモリのSRAMの方が早いです、そして高いと散々言われてきましたが最近では安くなりましたし集積度低いと記載していますが集積度低いというのは少し昔の話で集積度も上がってきました。

ROMの種類

ROMもそのままで「読み出しだけなメモリ」です。

ただ「基本的には読み出しだけ」という話で、実は専用の機器を使うと記憶したものを消したり書き込みができるPROMという種類があります。

デジカメとかで使われているメモリーカードでSDカードとかです。フラッシュメモリと呼ばれています。

マスクROM

読み込み専用のメモリで、製造するときにデータを書き込み、工場出荷後は書き換えれません!!

一般的にROMと言ったらこの「マスクROM」を言います。

PROM(Programmable ROM)

さっき記載したPROM、これは上の方でも書いてあるとおりユーザーの手で書き換えることができます。

そしてPROMの中に代表的に3つあります。

EPROM(Erasable PROM)

紫外線でデータを削除して書き換えることができます。

EEPROM(Electrically EPROM)

電気的にデータを削除して書き換えることができます。

フラッシュメモリ

EEPROMの一種、全削除ではなくブロック単位でデータを削除して書き換えることができます。

最後に

メモリについて記述してきましたが、こんなに種類あったの?とか、初めて知ったという人が多いかもしれませんが。

一般的にはメモリっていうのは「机の大きさ」と同じなんだなーと理解していただければ日常生活でも会社でも困らないかと思いますw

興味がある方は調べてみてください。この記事で書いてある内容は本当に一部抜粋のため実はもっと種類があります。

知ったかぶりはやめて恥ずかしがらずに調べましょうw

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